「勉強が難しい」「問題が分からない」と嘆く生徒を、これまでたくさん見てきました。
そんな生徒たちに「何が難しいのか?」「何が分からないのか?」と私が尋ねても
「何が難しくて、何が分からないのか」をしっかり答えられる生徒はあまりいません。
分からないことをずっと放置したままで、「何が分からない」かも分からないのです。
1番最初に取り組むべきことは、分からない箇所を1つでもはっきりさせること。
次にするべきことは、それを自分で調べて理解することです。
そのためには普段から身近な場所に「国語辞典」や「英和辞典」を置いて、
分からない言葉や単語があった時はすぐに調べる。
そんな小さな1つひとつの積み重ねが、やがて大きな学力に繋がります。
何でも与えられ、何でも教えてもらうことが当然だと思い込み、
「自分で物事を解決する力」が弱い子は、なかなか学力が伸びない傾向があります。
社会に出ても通用する問題解決能力を育てる第一歩は
「辞書で調べる習慣」を身に付けることから始めましょう。