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せいけん神話

小松市内の中学校で「せいけん」と言えば、

中学3年生用の入試対策テキスト「整理と研究」を指します。

もう何十年以上前から小松市内の全ての中学校で使用されている教材です。

 

小松市内の先生や保護者の方には「せいけん信者」が少なくありません。

「せいけんを勉強しただけで、私は合格した」

「せいけんを繰り返しやれば、誰でも成績が上がる」

「せいけん以外のテキストは必要ない」

 

本当に「せいけん」は全ての生徒の成績を上げる唯一無二の最高のテキストでしょうか。

「せいけん」だけで合格したのは、個人的な経験ではないでしょうか。

「せいけん」だけ勉強して、成績が上がらなかった生徒はいなかったでしょうか。

「せいけん」とそれ以外のテキストを比較し、

生徒一人ひとりの学力に適したテキストを選ぶことは不可能でしょうか。

 

「せいけん」は優れたテキストであることは間違いありません。

しかし、私の目の前では学校から課せられる毎日の「せいけん」課題を

やっただけで成績の上がらない生徒が少なくありません。

「せいけん」で勉強した基本的内容が他のテキストの問題でやると、

全く理解できておらず正解までたどり着けない生徒が少なくありません。

 

「せいけん」で成績の上がらない根本的な原因は、問題演習量が少ないことです。

「せいけん」を勉強すると、なんとなく理解できたような気がするのは確かです。

問題数が少なく応用問題も多いため、平均以上の学力のある生徒はなんとか

自学自習で勉強して成績を伸ばすことはできます。

しかし低学力の生徒は「なんとなく」理解したまま終わってしまい、

他の問題が「できる」までには至りません。

基本基礎が身に付かないまま、応用問題ばかりやっていては

成績が上がらないのは自明の理です。

 

「せいけん」だけして成績が順調に上がっている生徒は、

そのまま「せいけん」を勉強することをお勧めします。

「せいけん」だけ勉強して未だに成績に表れていない生徒は、

他の勉強法に移行することをお勧めします。

生徒一人ひとりの学力や個性に合わせた勉強法やテキストは必ずあります。