ほとんどの受験生は入試過去問を解いて、入試対策を行います。
しかし、ただ過去問を解けばいいというものではありません。
過去問勉強で大切なのは「いつ」「どのように」するかです。
「いつ」過去問を勉強するべきか?
「入試直前」にすれば間に合うと考えている受験生はいませんか?
はっきり言って、それでは遅すぎます。
できれば年内12月のうちに、軽くでも目を通してみることをお勧めします。
入試の出題傾向を知ることなく、本格的な受験勉強をするのは非効率的です。
まずは実際に入試問題を見て、過去問の分析と対策を講じて受験勉強するべきです。
自分が「どこの目的地に向かって勉強しているのか」を日々感じながら、毎日勉強することが大切です。
また現実的な問題として、過去問と同じ問題は今年の入試には「絶対に」出題されません。
入試直前に「絶対出題されない問題」に時間をかけるのはお勧めできません。
入試本番に向けてお勧めの学習内容は、「過去問以外のテスト」の解き直しです。
その方が、同じ問題や関連の問題が出題されるかもしれません。
「どのように」過去問を勉強するべきか?
最悪なのは試験時間と同じ50分で問題を解き、丸付けして点数を出して終わる勉強方法です。
入試本番と同じ時間で解いたからと言って、入試と同じような緊張感を経験できる訳ではありません。
また過去問を本番形式で解いただけで、すぐに学力が上がるわけでもありません。
大切なのは入試問題の難易度と傾向を把握して、今後その対策を講じて実践することです。
「今の自分の学力で解けるのはどの程度の問題なのか」
「大問ごとの時間配分はどれぐらいが適当なのか」
「入試で目標点を達成するためには、本番まで何をすべきなのか」
などの自己分析を行い、今後の受験勉強の質を上げることです。
何事も「準備」が成功の鍵です。
計画性を持って、早めの準備をすることが大切です。
直前になって慌てて過去問を解いて、焦ることのないようにしましょう。